「そこ!」に届く治療を。低周波と鍼の使い分けについて
- 2025年12月27日
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最近、施術に低周波を取り入れているのですが、皆さんから「気持ちいい」「軽くなった」と好評をいただいています。
ただ、毎日施術をしていて、改めて感じることがあるんです。
便利な機械を使っても、やっぱりこれだけでは取れない疲れがあるな、と。
低周波治療とは、弱い電気を流して筋肉を刺激し、血流を良くしたりコリをほぐしたりする手法です。
実際に使ってみて、施術の効果がグッと上がったと感じていますが、同時に「低周波だけでは限界がある」ことも実感しました。低周波は、背中全体が張っている時など、広い範囲をほぐすのにはとても優秀です。
でも、「奥のほうにある、あの石のようなコリ」や「一部分だけ異様に固い場所」は、電気を流すだけではなかなか頑固で取れてくれません。
ピンポイントで狙うなら、やはり鍼の出番
そういう時に力を発揮するのが 鍼(はり) です。鍼は、原因となっている部位を 狙って、深さも調整しながら アプローチできます。
低周波で「全体をゆるめる土台」を作りつつ、鍼で「残っている芯」をピンポイントでゆるめる。この組み合わせが必要になる場面は少なくありません。
施術は「道具の使い分け」が大切
症状や体の反応は人それぞれです。そのため当院では、状態に合わせて施術を組み立てています。
鍼を使うところ(深部の頑固なコリ、狙うべきポイントが明確な時)
お灸を使うところ(冷え、血流不足、免疫力を高めたい時 など)
低周波を使うところ(広範囲の緊張をゆるめたい時)
刺さない鍼を使うところ(刺激に弱い方、表面の調整が必要な時)
触れるだけで十分なところ(過敏になっている部位、まず落ち着かせたい時)
「どれが一番」というより、その時の体に合った選択をすることが、結果的にいちばん近道になります。
まとめ
低周波はとても有効な手段ですが、万能ではありません。大まかなコリには低周波、深部や一点の頑固なコリには鍼——このように、状態に応じて適切に使い分けることで、より良い変化につながります。
「マッサージや電気だけでは物足りない」 そんな奥にある辛さは、鍼灸にお任せください。



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