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鍼灸について

​鍼灸は「気」の医学 〜陰陽理論〜

鍼灸は「気」の医学と言われています。

鍼を用い、身体の気の流れを良くすることで、陰陽を調和させ症状を和らげていきます。

気の流れが悪くなると、ツボに反応が出てきます。

左右で違いが出たり、ツボが凹んでいたり、逆に強張っていることもあります。

脈や舌、お腹や背中を観察し、病の場所や深さ、性質などを判断します。

近年は、アメリカやヨーロッパでも鍼灸は普及してきており、治療の選択肢のひとつとして認識する方が増えてきております。

​アスリートなどスポーツをする人にとって鍼灸は一般的なケアの一つです。

科学の進歩に伴い、ツボが発生するメカニズムや、鍼を刺すことで得られる生体の反応も解明され始めています。

肩こり、腰痛、頭痛で来られる方が多いですが、自律神経失調症、不眠症、更年期障害、眼精疲労などのお悩みでご来院いただくこともあります。

​また美容目的の鍼でご来院いただく方も増えており、健康と美容を同時にケアしていくことも可能です。

当院で使用している鍼の太さは0.16mm~0.25mmとなります。

​鍼の長さは15mm~60mmとあり、ツボの場所やお身体の状態に合わせて使い分けております。

​全てセイリン社の痛みが出にくい鍼を使用しています。

水の波紋

​なぜ鍼をすると体調が良くなるの?

鍼をツボに刺すだけで、体調が良くなるなんて不思議。。。

そう思われるかたがほとんどだと思います。

具体的な例を挙げますと、歯痛や頭痛があるときに、合谷というツボを押すと痛みが和らぎます。

ツボを押すだけで、痛みが和らぐというのも不思議なものです。

これは古代中国から続く医学のひとつです。当時は顕微鏡などありません。全て観察や体験に基づいて構築されたものです。

 

○ 例えば、頭が痛いとき、どこのツボに反応が現れるかを観察してみる。

○ 肩が凝るとき、どこを押さえたら痛みが和らぐかを試してみる。

○ 色が白い人は呼吸器や皮膚が弱いことが多い、糖尿病の人は甘酸っぱいアセトンの香りがする、など

このように、長い年月をかけて多くの人達が観察し、考え抜いた医学を学ぶことで、鍼灸を活かしていくことが可能となります。

※ 現代医学からみた鍼灸の作用機序

鍼を刺すことで、皮膚の感覚受容器が刺激され、神経へ伝わることがわかっています。

また脊髄反射という神経の反応を起こし、脳へ影響し、痛みを緩和させたり自律神経のバランスを整えることも様々な研究からわかってきました。

​鍼灸の歴史

鍼灸(しんきゅう)の歴史は古代中国に遡ります。以下にその主要な歴史的な発展を簡単にまとめます。

 

古代

- **紀元前2500年頃**: 最も古い鍼灸の記録は、新石器時代にまで遡ります。石製の鍼である「砭石(へんせき)」が使われていたことが考古学的に確認されています。

 

- **紀元前2000年頃**: 中国最古の医学書『黄帝内経(こうていだいけい)』に鍼灸の記述があります。これは鍼灸の理論と技術に関する基本的な概念が記載されている書物です。

 中世

 

- **漢代(紀元前206年〜紀元220年)**: 鍼灸の技術と理論がさらに発展しました。この時代に著された『傷寒論(しょうかんろん)』や『神農本草経(しんのうほんぞうきょう)』は、鍼灸に関する重要な文献です。

 

- **隋唐時代(581年〜907年)**: 鍼灸はこの時代に非常に普及し、鍼灸医療の教育機関も設立されました。『千金方(せんきんほう)』や『銅人経穴図(どうじんけいけつず)』などが代表的な鍼灸の文献です。

 

 近世

 

- **宋代(960年〜1279年)**: 鍼灸に関する図書が多く出版され、鍼灸技術がさらに体系化されました。この時代の『鍼灸大成(しんきゅうたいせい)』は、現代に至るまで影響を与えています。

 

- **明代(1368年〜1644年)**: 鍼灸が大きく発展し、技術が洗練されました。『鍼灸大成』や『鍼灸大全(しんきゅうたいぜん)』が書かれたのもこの時期です。

 近代

 

- **清代(1644年〜1912年)**: 鍼灸は一時的に衰退しましたが、民間での利用は続けられました。

 

- **20世紀初頭**: 鍼灸は中国国内だけでなく、日本や朝鮮半島、ベトナムなどに広まりました。

 現代

 

- **20世紀後半**: 鍼灸は再び注目され、国際的にも広がりを見せました。中国では中医学の一環として国家医療体系に組み込まれ、日本でも国家資格として認められています。

 

- **21世紀**: 世界保健機関(WHO)も鍼灸を補完代替医療として認め、多くの国で研究と臨床応用が進められています。

鍼灸は古代から現代に至るまで、多くの人々の健康を支えてきました。伝統的な理論と現代医学の知識が融合し、今後もさらなる発展が期待されています。

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白い砂と石

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